2ウィークファインαトーリック

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乱視用レンズなのに厚みは「0.07mm」と薄い。

2ウィークファインα(アルファ)トーリックの最大の特徴。
それはレンズの「薄さ」だと思います。

乱視用のコンタクトレンズというのは
全体的にレンズは厚くなる傾向があります。

近視を矯正する分の厚みに加えて、
乱視を矯正するための厚みも必要になってくるからです。

なので、乱視用のコンタクトレンズは
厚みが「0.10mm」超えているものも少なくないのですが、
2ウィークファインαトーリックの場合、
なんとレンズ厚は「0.07mm」です。

乱視用コンタクトレンズの中ではやはり1番薄いです。

次に薄いのは、「0.08mm」の
アキュビューオアシス乱視用と2ウィークメニコンプレミオトーリックになっています。

そして、2ウィークファインαトーリックには、
近視用の「2ウィークファインUV」という兄弟(姉妹?)レンズのようなものがあるのですが、
なんと、レンズの厚みはその2ウィークファインUVとまったく同じです。

近視用と乱視用のレンズの厚みが同じってすごいですね。

レンズの回転を抑えるために「ダブルスラブオフ」デザインを採用しています。

近視用と乱視用のレンズの厚みをほとんど一緒にすることを可能にするのが、
「ダブルスラブオフ」というレンズデザインです。

乱視用のコンタクトレンズって目の中で回転してしまうと、
しっかりと乱視を矯正することができません。

場合によっては乱視をさらに増長させてしまいかねません。

なので、乱視用レンズは
目の中で回転しないような仕組みが使われています。

それが、「ダブルスラブオフ」デザインです。

簡単に言うと、レンズの上と下の部分を薄く仕上げています。
そうすることで、まばたきをしたときに、
自然とレンズの薄い部分が上と下にくるようになっています。

厚い部分が上下にきてしまったとしても、
まばたきを繰り返すことで
自然と薄い部分が上下にくるように修正されていくんです。

ちなみに、レンズの回転を抑えるためのデザインにはもうひとつあります。

「プリズムバラスト」というデザインです。

こちらは、レンズの下の部分を厚くして、
重りとして機能するようにします。

そうすると、レンズの重い下の部分が常に下にくるようになります。

レンズの回転を抑える性能としては「プリズムバラスト」の方が高いのですが、
レンズが厚くなってしまいがちというデメリットがあります。

その点、「ダブルスラブオフ」は
レンズの回転を抑える性能はそこそこですが、
レンズを薄く仕上げられるというメリットがあるんですね。

関連コンテンツ:「プリズムバラスト」と「ダブルスラブオフ」はどう違うのでしょう?

「紫外線UVカット仕様」ではありません!

シードの2ウィークファインシリーズはUVカット仕様のものが多いです。

「ワンデーファインUV」、「2ウィークファインUV」
どちらともUVカット仕様です。

なので、当然、2ウィークファインαトーリックも
UVカット仕様と思いがちなのですが、
実はUVカット仕様ではありません!

私もしっかりと調べてみるまで、
UVカット仕様なものだとずっと勘違いをしていました。

そんなわけで、コンタクトレンズにUVカット性能を求める人には
ちょっと注意が必要です。

もし、UVカット性能を求めるのであれば、
選択肢はそれほど多くはありません。

ジョンソン&ジョンソンの「アキュビューオアシス乱視用」と
「ワンデーアキュビューモイスト乱視用」ぐらいでしょうか。

とはいえ、最近はUVカット仕様であるデメリットも
研究されはじめています。

ギリギリ紫外線じゃない光に「バイオレットライト」というものがあります。
波長が360nm〜400nmの光です。

この光。
近視の進行を抑える働きがあるんじゃないかということで注目されています。

UVカット仕様のレンズは、このバイオレットライトまでカットしてしまうんですね。

乱視用レンズとしては直径が小さめの「14.2mm」です。

乱視用のレンズって直径が大きくなる傾向があります。

レンズの直径が「14.5mm」という乱視用レンズも多いのですが、
2ウィークファインαトーリックは
「14.2mm」と比較的レンズの直径が小さく作られています。

レンズの直径が大きいほどに、
覆われる目の面積も広くなるので、
目に圧迫感を感じやすくなります。

その点、2ウィークファインαトーリックは、
比較的目に圧迫感は感じにくいかもしれません。

ただ、肝心の目の中でレンズの回転を抑える働きはちょっと落ちてしまうかもしれません。

ちなみに、レンズ直径は2ウィークファインUVとは同じではありません。
2ウィークファインUVのほうは「14.0mm」になっています。

さすがに乱視用レンズは直径が大きくなるんですね。

酸素透過率は「17.1DK/L」とちょっと物足りないかも。

最後に、2ウィークファインαトーリックで気になるところ。

それは酸素透過率です。

2ウィークファインαトーリックの酸素透過率は
「17.1DK/L」とお世辞にも高いとは言えません。

酸素透過率は、高ければ高いほどいいのですが、
少なくとも「20DK/L」以上はあったほうがいいと言われていたりします。

一昔前のハイドロゲル素材のコンタクトレンズが
だいたい20DK/L〜30DK/Lのあたりの酸素透過率なんですね。

例えば、ワンデーアキュビューモイストは「33.3DK/L」。
デイリーズアクアコンフォートプラスが「26DK/L」。
メダリストワンデープラスが「24.4DK/L」です。

そこらへんから比べると、
ちょっと物足りない感じはします。

夕方とか夜になると、目の角膜が酸素不足になってしまうかもしれませんね。

なので、2ウィークファインαトーリックを利用する場合には、
あまり長時間の装用はさけたほうがいいかもしれません。

レンズデータ

コンタクト名
2ウィークファインα(アルファ)トーリック
メーカー
シード
タイプ
乱視用
素材
ハイドロゲル
PW(度数)
±0.00〜-6.00(0.25step)
-6.50〜-9.00(0.50step)
BC(ベースカーブ)(mm)
8.6
DIA(レンズ直径)(mm)
14.2
レンズ厚(mm)
0.07
酸素透過係数(DK)
12
酸素透過率(DK/L)
17.1
含水率(%)
38
UVカット
×
医療機器承認番号
21700BZZ00393000

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