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レンズラボ公式サイトへ レンズラボ解説ページへバイオフィニティのレンズにはナチュラルウエッタブルシリコーンハイドロゲルという素材が使われています。ちょっと長いですね。シリコーンハイドロゲル素材なのに変わりはないのですが、レンズのつけ心地を向上させるための技術が使われています。
具体的にどういうレンズなのかというと、潤い成分でシリコーンを包み込むようにして作られているレンズになっています。こうすることで、目に直接触れる部分は潤い成分にすることができるんですね。
この技術のことを、クーパービジョンではアクアフォームテクノロジーと呼んでいます。シリコーンをアクアフォーム(潤い成分)で包み込むという感じでしょうか。
バイオフィニティの酸素透過率は160DK/Lです。これはシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズの中でもトップレベルです。2ウィークタイプだと、この上には2ウィークメニコンプレミオの161DK/L、アクアロックスの163DK/Lしかありません。しかも僅差です。
バイオフィニティは含水率が48%とシリコーンハイドロゲル素材にしてはかなり高いです。一般的に、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは含水率を高めると酸素透過率が下がる傾向があるのですが、バイオフィニティの場合には含水率を高くしても、トップレベルの酸素透過率を保っています。これはすごいことです。
というのも、バイオフィニティはレンズそのものの酸素透過係数がかなり高くなっています。
バイオフィニティの酸素透過係数は128DKです。同じく2ウィークのシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトであるアキュビューオアシスの103DKやエアオプティクスアクアの110DKと比べてもかなり高いです。
バイオフィニティはシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズのわりにレンズがかなりやわらかめになっています。というのもナチュラルウエッタブルシリコーンハイドロゲルを使っているからですね。
含水率が48%なのでシリコーンハイドロゲル素材の硬さもやわらげられます。
含水率が高いとレンズを装着したときのつけ心地がよくなる傾向があります。クーパービジョンはレンズのつけ心地にこだわるメーカーなので、硬くなりがちなシリコーンハイドロゲル素材でもきちんと柔らかく仕上げてきますね。
バイオフィニティにはUVカット機能はありません。
同じくクーパービジョンのコンタクトレンズであるマイデーはUVカット仕様になっています。クーパービジョンでUVカットなのはマイデーだけなのではないでしょうか。
バイオフィニティは海外でも売られているのですが、日本とちょっと違う点があります。それは2ウィークタイプとしてではなくて、マンスリータイプとして売られているというところです。レンズそのものは同じなのですが、国の基準の違いで2ウィークになったりマンスリーになったりするんですね。日本の基準は世界に比べてきびしいのかもしれませんね。