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24レンズ公式サイトへ 24レンズ解説ページへネオサイトワンデーリングUVには潤い成分にMPCポリマーが使われています。これはかなり魅力的です。というのもMPCポリマーは乾きにくいレンズを作ることでも定評のあるクーパービジョンのコンタクトレンズでもよく使われているからです。
MPCポリマーは、保湿力が高いといわれている成分であるヒアルロン酸よりも、さらに2倍ほどの保湿力をもっています。
MPCポリマーは別名リピジュアと呼ばれたりもします。どちらも同じ成分であることには変わりはないようです。
リピジュアは日油株式会社が商標登録している言葉なので、使うのに許可が必要なのかもしれません。ネオサイトワンデーリングUVにはリピジュアではなくMPCポリマーと書かれています。
ネオサイトワンデーリングUVでは着色部の色素が直接目に触れることがないように色素をレンズの素材で包み込むように作られています。多くのサークルレンズで採用されている製造方法です。
この製造方法はサンドイッチ製法と呼ばれることも多いですが、アイレではWrap-In構造という呼び方をしています。
ネオサイトワンデーリングUVで気になる点。それは酸素透過率の低さです。酸素透過率は13.7D/Lになっています。
13.7DK/Lというのはサークルレンズの中でも低い方です。ワンデーアキュビューディファインモイストの33.3DK/Lと比べると約2.5倍もの差があります。酸素透過率は20DK/Lを下回ると、まぶたを閉じたときよりも酸素を目に通しにくくなります。
つまりは、ネオサイトワンデーリングUVのレンズはあまり酸素を通すことができません。必要なときだけ装用して、なるべく長時間装用し続けるのはさけたほうがいいかもしれません。
ネオサイトワンデーリングUVのレンズの含水率は42.5%です。
コンタクトレンズは含水率が低いほうがレンズが乾きにくいという傾向はあります。というのもレンズに含まれている水分が最初から少ないので、レンズから蒸発していく水分も少なくなるからです。
その代わりに、レンズに含まれる水分が少ないので、レンズが硬くなりがちです。装着するときのつけ心地はあまり良くない傾向があります。
ただ、ネオサイトワンデーリングUVでは潤い成分としてMPCポリマーが使われています。それによってレンズのつけ心地も多少補われているかもしれません。
ネオサイトワンデーリングUVは非イオン性のレンズを採用しています。
レンズが非イオン性だとなにがいいのかというと、目の表面にあるよごれがレンズにくっつきにくくなるんです。
ネオサイトワンデーリングUVは非球面設計のレンズでもあります。
非球面設計だとなにがいいのかというと、視界がシャープになりやすくなる点です。レンズを通して目に入ってきた光が目の網膜の1点に集中しやすくなります。つまりは視界がシャープになります。私達の目ってまったくの球面にはなっていません。なので、そんな角膜の上にまったくの球面のレンズを装着すると、光が目の網膜に届く時に若干の誤差が生じてしまうんですね。乱視に感じない程度の誤差ですけどね。
ネオサイトワンデーリングUVは名前にUVがついているだけあってUVカット仕様になっています。
UV-Aは83%以上をカットします。
UV-Bは98%以上をカットします。
UV-AとUV-Bというのは何が違うのかといと、波長の長さが違うんです。Aのほうが波長が長くて、エネルギーは低くなっています。肌が黒く焼ける原因になるのはこのUV-Aのほうですね。Bのほうは波長が短くて、エネルギーが大きい紫外線です。皮膚に影響を与えるというよりも皮膚の更にしたのほうにまで影響を与えます。