ワンデーアキュビュートゥルーアイ

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レンズデータ

コンタクト名
ワンデーアキュビュートゥルーアイ
メーカー
ジョンソン&ジョンソン
タイプ
ワンデー
素材
シリコーンハイドロゲル
PW(度数)
-0.50〜-12.00
+0.50〜+5.00
BC(ベースカーブ)(mm)
8.5
9.0
DIA(レンズ直径)(mm)
14.2
レンズ厚(mm)
0.085
酸素透過係数(DK)
100
酸素透過率(DK/L)
118
含水率(%)
46
UVカット
医療機器承認番号
22200BZX00226000

ワンデーアキュビューモイストと何が違う?

ワンデーアキュビュートゥルーアイとワンデーアキュビューモイストってどちらもジョンソン&ジョンソンのワンデーコンタクトレンズです。一体何が違うんでしょうか?

シリコーンハイドロゲル素材になりました

トゥルーアイとモイストの大きな違い。それはレンズの素材です。トゥルーアイではシリコーンハイドロゲル素材になりました。

酸素の通しやすさが段違い

シリコーンハイドロゲル素材の大きな特徴は、酸素の通しやすさです。多少通しやすいというレベルではなく、かなり通しやすくなります。

モイストは酸素透過率33.3DK/L

モイストでは酸素をどれだけ通すのかの指標である酸素透過率は33.3DK/Lでした。シリコーンハイドロゲル素材が登場する前は、これでも高いほうだったんです。

トゥルーアイの酸素透過率は118DK/L

シリコーンハイドロゲル素材をレンズに使っているトゥルーアイの場合、酸素透過率は118DK/Lにもなります。約4倍弱ほどですね。かなり違います。

ハイドラクリアワン・テクノロジーが使われています

トゥルーアイとモイストの違い。レンズの素材だけではありません。レンズに使われているテクノロジーがちょっと違います。トゥルーアイではハイドラクリアワン・テクノロジーという技術が使われています。

まぶたと角膜との間に摩擦がおきないようにレンズをなめらかにする技術

ハイドラクリアワンテクノロジーの大きな特徴。それはレンズをなめらかにする技術です。なめらかにするというのは、ちょっとなめらかにするというレベルではなくて、まぶたと角膜との摩擦をほぼゼロにしてしまおうというぐらいのなめらかさです。摩擦ゼロってすごいですよね。

レンズの保湿成分にはPVP(ポリビニルピロリドン)が使われています

ハイドラクリアワンテクノロジーはレンズの保湿性能にも関わっています。レンズの保湿成分としてはPVP(ポリビニルピロリドン)が使われています。保水性が高く、乾燥するとフイルム状になるという特徴があります。ただ、これに関してはワンデーアキュビューモイストも同じです。保湿成分としてPVPが使われています。

レンズのつけ心地はすこし硬めに

ワンデーアキュビュートゥルーアイは、モイストに比べるとすこし装着感が硬いかもしれません。装着するときのつけ心地はモイストの方が上かもしれませんね。

含水率は46%

ワンデーアキュビュートゥルーアイはレンズの含水率が46%になっています。ワンデーアキュビューモイストの場合は含水率が58%でした。12%も下がっていますね。

含水率が低いとレンズが硬くなり目に違和感を感じることがあります

含水率が下がるということはレンズのやわらかさが低下することでもあります。簡単に言うとレンズが硬くなります。なので、含水率が低くなると、レンズを装着するときに目にゴロゴロ感や違和感を感じることが多くなります。異物感といいますか。

日本で初めて発売されたシリコーンワンデー

ワンデーアキュビュートゥルーアイは、日本で初めて発売されたシリコーンハイドロゲル素材のワンデーコンタクトレンズです。

2010年4月に登場

2010年4月に登場しています。新しい市場にはジョンソン&ジョンソンが1番乗りすることが多いです。ワンデーアキュビューは日本で初めて発売されたワンデーコンタクトレンズでした。1995年4月です。

2010年8月に自主回収騒ぎ発生

初のシリコーンハイドロゲル素材のワンデーということで注目されたワンデーアキュビュートゥルーアイですが、都合が良くないことに発売直後の2010年8月に自主回収騒ぎを起こしています。レンズを装着すると目がしみるという症状がありました。

工場でレンズの洗浄が不十分だったことが原因

原因は製造過程で、フィニッシュのレンズ洗浄が不十分だったことのようです。レンズ製造中に使われた化学成分が少しレンズに残ってしまっていたんですね。ちなみに、今ではその問題は解決されています。

目に合わないことがある?

ワンデーアキュビュートゥルーアイは、人によっては目との相性が良くないと言われることがあります。シリコーンハイドロゲル素材にしては含水率46%と低すぎるわけでもないのですが、目に合わないということがあります。

レンズの洗浄が不十分だった事件と関係あり?

ワンデーアキュビュートゥルーアイには自主回収騒ぎがありました。工場でのレンズの洗浄が不十分だったのが原因だったのですが、その事件と目に合わない現象というのは関係があるんでしょうか?今もそこらへんは不明となっています。

UV(紫外線)カット仕様

ワンデーアキュビュートゥルーアイはUVカット仕様になっています。ジョンソン&ジョンソンのコンタクトレンズはすべてがUVカット仕様なのですが、シリコーンハイドロゲル素材になって変わったことがあります。

UV-Aを96%以上カット

ワンデーアキュビュートゥルーアイはUV-Aを96%以上カットします。ちなみにワンデーアキュビューモイストの場合は81%以上でした。かなり性能が向上しましたね。

UV-Bを99%以上カット

UV-Bは99%以上をカットできます。UV-AとUV-Bは波長の長さに違いがあります。Bのほうが波長が短くて体へのダメージが大きいです。

シリコーンハイドロゲル素材になってUVカットの性能が上がりました

ワンデーアキュビュートゥルーアイになってUVカットの性能が上がったのは、シリコーンハイドロゲルが素材として使われているからのようです。その他のシリコーンハイドロゲル素材のアキュビュー。アキュビューオアシスでもUVカットの性能が上がっています。

30枚パックと90枚パックがある

ワンデーアキュビュートゥルーアイには30枚パックと90枚パックが用意されています。90枚パックといっても1箱に90枚が入っているわけではなくて、30枚パック3箱のパッケージになっています。90枚パックのほうが少し割安に買うことができます

BC8.5とBC9.0の2種類が用意されている

BCは8.5とBC9.0の2種類が用意されています。2種類あれば、ほぼすべての人の目に合わせることができるのではないでしょうか。ソフトコンタクトレンズの場合、レンズ自体が柔らかいので、多少BCがずれていても、つまりジャストフィットではなくても、そこそこフィットしてしまうことが多いです。BC8.5の1種類でも約95%の人にフィットしてしまうというデータもあります。それがワンデーアキュビュートゥルーアイでは2種類のBCが用意されているのでほぼすべての人にフィットするといってもいいと思います。

実際に使ってみました

ワンデーアキュビュートゥルーアイを実際に通販してみて使ってみました。そのレポートです。パッケージはこんな感じです。ブルー系の爽やかなデザインになっています。

箱を開けてみるとこんな感じです。こんな感じのブリスターパックになっています。購入したのはBC9.0の方で度数は-1.75。わりと度数軽めですね。装着してみた感想です。「これはいい。」そうなんです。目に装着したときの違和感がほとんどといってないんです。コンタクトレンズを選ぶ上で、装着した時のフィット感はとても大事ですよね。その点、トゥルーアイはかなりいいんじゃないかと思います。そして、特筆すべきは夜になってからです。普通のワンデーアキュビューだと夕方頃からなんとなく目が疲れてきてコンタクトレンズを外したいなあと思うことが多かったわけですが、トゥルーアイの場合はほとんどといっていいほどそういうことがありません。「目が全然疲れてない!」というのもトゥルーアイにはシリコーンハイドロゲルという裸眼なみに酸素を通すことができる素材が使われているからですね。目の健康にも良さそうです。なるべく目の健康を考えてハイスペックなコンタクトレンズを使いたいという人にはトゥルーアイ、オススメです。

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