ナチュレールでは着色部にエアリーサークルデザインが採用されています。
どんなものかというと、着色部を線や面ではなくて、点(ドット)で表現しているんです。
ドットで表現されていると、レンズの着色部がとても自然な見え方になります。
サークルレンズというのは黒目の輪郭を大きくしたり強調したりするためのコンタクトレンズです。レンズの中に輪っか状になった着色部があります。視線を動かすときにその着色部の輪っかが黒目についてくれば問題ないのですが、まれに、着色部が黒目とずれることがあります。
ナチュレールではそういった、レンズがズレるという問題にもちゃんと対応しています。目の中でレンズがズレにくくなっているんですね。サークルレンズではワンデーアキュビューディファインが人気がありましたが、このレンズのズレが起こることがあるというのが問題点でした。その問題点はワンデーアキュビューディファインモイストの登場によってかなり改善されましたが。
着色部が黒目とずれるとどうなると思いますか?黒目の周りに白い部分があって、さらにその周りに着色部が見えるというような状態になります。かなり怖いです。
ナチュレールの酸素透過率は24.4DK/Lになっています。
この数字は、ワンデーアキュビューディファインモイストの33.3DK/Lには届かないのですが、20DK/L以上にはなっていますし、サークルレンズの中ではそこそこ高いほうです。
ナチュレールのレンズは含水率が59%になっています。この数字はサークルレンズとしては1番高いのではないでしょうか。ワンデーアキュビューディファインモイストの58%よりも1%高いです。
レンズに含まれる水分が多いので、レンズを装着するときのつけ心地は良い傾向があります。含水率が低いサークルレンズにはない大きな特徴です。
その代わりに、含水率が高いとレンズが乾きやすいというデメリットがあります。レンズに含まれる水分が多いと、蒸発していく水分の量もふえてしまうからです。
ナチュレールでは、その問題を解決するべくコンフォートモイストテクノロジーという技術が使われています。
ナチュレールではレンズを乾燥から守ることができるようにコンフォートモイストテクノロジーという技術がが使われています。
まずひとつめ、レンズの素材は非イオン性です。レンズが非イオン性だと、目の表面のよごれがレンズにつきにくくなります。
ふたつめ。レンズの潤い成分としてポロキサミンという成分が使われています。
このポロキサミンという成分は界面活性剤の一種です。水を弾く性質(疎水性)もあわせもっているレンズと、ほとんどが水分でできている涙を、つなげやすくするのがポロキサミンの働きです。
ポロキサミンの働きによって、レンズに涙が馴染むようにしているんですね。ナチュレールは目の中でずれにくくなっているのにも関わっているかと思います。
みっつめ。レンズのエッジを丸くスムーズに仕上げています。レンズのフチが尖っていたりすると、レンズが目に引っかかったりすることもあります。丸くスムーズに仕上げられているとそういったことも防ぐことができます。
また、レンズと目の角膜との間に涙もはいりこみやすくなります。目の表面に涙が行き渡りやすくなるんですね。