プロクリアワンデー

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レンズデータ

コンタクト名
プロクリアワンデー
メーカー
クーパービジョン
タイプ
ワンデー
素材
HEMA
PW(度数)
-0.25〜-12.00
BC(ベースカーブ)(mm)
8.7
DIA(レンズ直径)(mm)
14.2
レンズ厚(mm)
0.09
酸素透過係数(DK)
20.5
酸素透過率(DK/L)
22.8
含水率(%)
60
UVカット
×
医療機器承認番号
22000BZX01462000

ドライアイにいいコンタクトレンズ。

プロクリアワンデーはドライアイにいいコンタクトレンズということで高い評価を受けているワンデーコンタクトレンズです。

アメリカの国家機関(FDA)からドライアイに良いとのお墨付きもあります。

日本ではドライアイにいいコンタクトレンズということを断言することは薬事法などの関係で難しいのですが、アメリカのFDAという国家機関ではプロクリアワンデーはドライアイにいいということを断言しています。お墨付きがあるということですね。

FDA(アメリカ食品医薬品局)とは日本の厚生労働省みたいなもの

FDA(Food and Drug Administration)というのは日本語にするとアメリカ食品医薬品局で、日本の厚生労働省のようなものです。

角膜を生体模倣したレンズ(PCハイドロゲル)です

プロクリアワンデーの最大の特徴は、レンズが角膜を模倣して作られているという点です。クーパービジョンではレンズの素材をPCハイドロゲルと呼んでいます。

PCとはホスホリルコリン(Phosphatidyl Choline)の略

PCハイドロゲルのPCはホスホリルコリン(Phosphatidyl Choline)の略になっています。

目の角膜にも含まれている成分

ホスホリルコリンというのは、私達の目の角膜にも含まれている成分です。私達の目って空気中に触れていてもそう簡単には乾かないようになっていますよね。そんな目の角膜にも含まれている成分をレンズに取り入れているのがプロクリアワンデーです。

PCハイドロゲルは目の角膜の成分とハイドロゲル素材を融合したもの

PCハイドロゲルというのはそんな、私達の目の角膜にも含まれている成分を、コンタクトレンズの素材として従来のハイドロゲル素材と融合させたものなんです。

含水率が60%と高いのにレンズが乾きにくい

プロクリアワンデーは含水率が60%です。この数字はわりと高いほうです。レンズ全体の6割は水分ということですからね。

含水率が高いのでレンズを装着するときにつけ心地は良好

含水率が高いと、一般的にはレンズのつけ心地がよくなると言われています。事実、プロクリアワンデーはレンズのつけ心地がとてもいいです。

一般的に含水率が高いとレンズは乾きやすくなります

その代わりに、含水率が高いとレンズが乾きやすくなるということが一般的には言われています。レンズに多くの水分が含まれていると、それだけレンズから蒸発する水分の量も増えてしまうからです。

レンズを8時間装着した後でもレンズの含水率は58%を保つ?

プロクリアワンデーはレンズを8時間装着した後でも、レンズの含水率が58%に保たれるというデータをもっています。装着前の含水率は60%なので2%しかレンズから水分が失われないということですね。これはすごいことです。

角膜を模倣したレンズなので水分が蒸発しにくい

それを可能にしているのが角膜を模倣したレンズです。PCハイドロゲルですね。

潤い成分としてリピジュア(MPC)が使われています

プロクリアワンデーには潤い成分としてリピジュア(MPC)が使われています。

ヒアルロン酸の2倍の保湿力

リピジュアというのはリン脂質系の保湿成分でヒアルロン酸の約2倍もの保湿力があるということが特徴です。ヒアルロン酸の2倍の保湿力ってすごいですよね。

酸素透過率が低いのが気になるところ

ドライアイにいいプロクリアワンデーですが、気になるのが酸素透過率の低さです。

22.8DK/L

プロクリアワンデーの酸素透過率は22.8DK/Lです。この数字はシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズと比べるともちろんなのですが、その他の普通のハイドロゲル素材のコンタクトレンズと比べても若干低い数字です。

レンズのエッジがレンチキュラー構造になっている

プロクリアワンデーだけでなく、クーパービジョンのコンタクトレンズ全体にいえるのですが、レンズのフチが目に引っかからないように丸く処理されています。レンチキュラー構造と言います。

レンズのフチで涙の循環(涙液交換)が妨げられずに目が乾きにくい

レンズのフチが丸くスムーズなので、目とレンズの間に涙も入り込みやすくなり涙液交換もスムーズになります。結果的にレンズも乾きにくくなります。

非球面(アスフェリック)設計

プロクリアワンデーは地味にですが非球面設計になっています。非球面のレンズはボシュロムに多いのですがプロクリアワンデーもそうなんですね。

視界がクリアにみえやすくなります

非球面設計の場合、目の網膜の1点に焦点が合いやすくなり、視界がシャープにみえやすくなります。

使ってみた感想

プロクリアワンデーを実際に使ってみた感想です。 プロクリアワンデーというとドライアイに強いという特徴があります。 本当にそうなんでしょうか? 実際に使ってみた感想としては、 「本当にドライアイに強い!」 です。 実際に使ってみるまではそんなに違うものなのかなと思っていたのですが、 実際に使ってみるとやっぱり違うんです。 特に夕方とか夜になるとその違いがわかるかと思います。 レンズの特徴なのですが、 結構厚めだと思います。 そしてコシがしっかりしている感じ。 とにかく、他のコンタクトレンズだと目が乾いてしょうがないとか、 頻繁に目薬をささないといけないという場合には、 ぜひ、プロクリアワンデーを試してみるのもいいかと思います。 私の中ではプロクリアワンデーが最もドライアイに強いコンタクトレンズです。

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