1位レンズラボ
2箱セット(3ヶ月分)
11,968円(→)(最安値)
※2024年11月21日更新
※送料無料
1箱あたりの価格
5,984円
※送料は含めていない価格です
レンズラボ公式サイトへ レンズラボ解説ページへバイオフィニティトーリックにはレンズの回転を抑えるデザインとしてオプティマイズドバラストデザインが採用されています。
プリズムバラストデザインの一種です。オプティマイズドという名前がついていますが、オプティマイズというのは日本語で最適化という意味です。最適化されたプリズムバラストデザインという感じでしょうか。
プリズムバラストデザインというのはレンズの下のほうを重くして、レンズが目の中で回転しないようにするデザインです。ただ、レンズが回転しないのはいいのですが、レンズの下が厚くなっていると、まばたきをするときに違和感を感じるという問題がありました。その問題をオプティマイズしたのがオプティマイズドバラストデザインなんだと思います。レンズの1番下を厚くするのではなく、レンズのフチは薄くして、そこから徐々にレンズを厚くしています。
バイオフィニティトーリックの酸素透過率は116DK/Lです。
116DK/Lあれば裸眼を100%としたときに比べても98%ほどの酸素は通すことができます。でも、普通の近視用のレンズ、バイオフィニティに比べるとその酸素透過率は結構さがります。
近視用のバイオフィニティの酸素透過率は160DK/Lもあります。この数字は2週間使い捨てレンズの中ではトップクラスです。それが、乱視用になったバイオフィニティトーリックになると116DK/Lになってしまうんですね。
というのも、乱視用のレンズってレンズが回転しないようにするために、レンズが厚めにつくられています。
バイオフィニティトーリックの場合はレンズの厚みは0.11mmになります。これは乱視用のレンズの中でも厚いほうです。酸素透過率はレンズそのものの酸素の通しやすさ(酸素透過係数)をレンズの厚みで割ったものなんです。なので、乱視用になると酸素透過率が下がるのは当たり前と言えます。とはいえ、バイオフィニティトーリックの場合はその差が他の乱視用よりも大きいようです。
バイオフィニティトーリックの含水率は48%です。
この数字はシリコーンハイドロゲル素材にしてはかなり高い数字です。というのも、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは一般的には含水率が低いほうが酸素透過率が上がるからです。水よりもシリコーンハイドロゲル素材そのもののほうが酸素を良く通すからですね。
含水率が高いメリットというのがあります。それは、レンズを装着したときのつけ心地がよくなることです。特に、シリコーンハイドロゲル素材は含水率が低くなる傾向があるし、素材そのものもシリコーン(ケイ素)でできているので硬くなりがちです。クーパービジョンはレンズのつけ心地を重視するので、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズでも含水率を上げてきているんですね。
バイオフィニティトーリックではレンズにナチュラルウエッタブルシリコーンハイドロゲルというものを使っています。これはクーパービジョンオリジナルのものです。
どういうものかというと、潤い成分でシリコーンを包んだ素材みたいです。つまりはレンズの表面にはシリコーンハイドロゲルはでてこないようにしているということですね。目に装着したときもシリコーンハイドロゲルが直接触れないようにしています。
潤い成分でシリコーンを包む技術のことをクーパービジョンではアクアフォームテクノロジーと呼んでいます。
ナチュラルウエッタブルシリコーンハイドロゲルを使っているので、レンズの素材としてはシリコーンなのですが、レンズの装着感を良くしているんですね。
バイオフィニティトーリックはレンズのフチを丸くスムーズに処理したレンチキュラーレンズになっています。
レンズのフチが丸くスムーズになっていると、レンズが角膜にひっかかることもありません。また、レンズと目との間に涙がきちんと入り込みやすくなって、目の表面の涙の循環がよくなります。涙液交換が行われやすくなるということです。