エルコンワンデーポップは着色部の色素が直接目にふれないように設計されています。具体的には着色部をレンズの素材で覆うように、挟み込むようにして作られています。そうすると、色素が目に直接ふれるということはなくなります。
こういったサークルレンズの作り方のことをサンドイッチ製法と呼んだりします。他にもラップイン製法とかインナーカラー製法と呼んだりもしますが、考え方は一緒です。
エルコンワンデーポップで1番気になる点。それは酸素透過率の低さです。酸素透過率は10DK/Lになります。
10DK/Lというのはサークルレンズの中でもかなり低いほうです。ワンデーアキュビューディファインモイストは33.3DK/Lと3倍以上の酸素透過率ですし、フレッシュルックデイリーズイルミネートも酸素透過率は26DK/Lと2.6倍になっています。
酸素透過率は20DK/L以下になると、目を閉じているときよりも酸素を目に通しにくくなります。つまりは目が酸欠状態になりやすくなってしまうんですね。なので、エルコンワンデーポップを使うときはなるべく必要なときだけ装着して、長時間は装着しないようにすることをオススメします。
エルコンワンデーポップの含水率は38%です。
含水率が低いということはレンズに含まれる水分が少ないということです。当然、レンズも硬くなる傾向があります。レンズを装着するときのつけ心地もあまり良くないことが少なくありません。
その代わりに、レンズは乾燥しにくくなる傾向があります。というのもレンズそのものにあまり水分がないので、レンズから蒸発していく水分の量も少なくなるからです。
エルコンワンデーポップのレンズは非イオン性のレンズになっています。
レンズが非イオン性だと、目の表面のよごれがレンズには付着しにくくなります。レンズに付着せずにまばたきによって目尻からでていきやすくなる感じです。